漢方薬による治療により、花粉症の症状(くしゃみ、鼻づまり、鼻汁)が改善される
ことは勿論ですが、漢方治療の特徴として、抗ヒスタミン薬と比較すると、眠気を
生じないことがあります。
抗ヒスタミン薬は市販のかぜ薬にも含まれています。鼻水を止める効果がありますが、
中枢神経系でヒスタミンの覚醒維持作用が拮抗されるので、眠気を催します。
一方、漢方薬に含まれる有効成分の一つ麻黄は、眠気を生じません。車の運転時や
仕事中、作業中にも眠気を気にする必要がありません。さらに、抗ヒスタミン薬に
みられる口渇の症状がなく、皮膚や粘膜を必要以上に乾燥させない利点があります。
小青竜湯はアレルギー性鼻炎の治療によく使われる漢方薬ですが、服用していも
効果が今一つという場合、麻黄附子細辛湯、大青竜湯(越婢加朮湯+麻黄湯)などを
用います。鼻のムズムズ感、目の痒み、鼻づまりに即効性があります。
体力のある方向けの生薬構成ですが、大青竜湯という漢方処方について
ばんのくりにっく院長が動画で解説します。
すでに抗ヒスタミン薬による花粉症治療を受けていて、それでも鼻水、鼻づまりの
コントロールがうまく行かない場合、漢方薬の出番です。病状に応じて、漢方薬と
抗アレルギー薬、点鼻薬を組み合わせて対策します。
現在、100種類以上の漢方薬に健康保険による治療が認められています。当院では、
病状と病名に応じて漢方薬を処方しております。病院で診察を受けるときは、
健康保険証を持参して下さい。
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