スギ花粉症とは、杉の木の杉花粉が鼻粘膜、結膜、皮膚でアレルギー反応を引き起こし、
鼻炎、結膜炎、皮膚炎の症状が発症するものです。春先に、風邪をひいていないのに、
くしゃみ、鼻水が止まらない、目が痒い症状でお困りの方が病院で相談されます。
スギ花粉の飛散時期は地域、その年の気候によって変化しますが2~5月です。
2月ごろにスギ花粉が飛散することが多いです。耳鼻科・耳鼻咽喉科の病院では
対策を求めて、患者数が急増する時期でもあります。
毎年の春にスギ花粉の飛散量の予測が発表されます。スギ花粉の飛散量は、前年度の
夏の気候と関係があり、夏の気温が高く日照時間が長いこと、夏の降水量が少ない
条件があると、翌年の春にスギ花粉の飛散量が多いことが知られています。
スギ花粉症の症状でお困りの方は多く、杉花粉症にかかっている人の割合(有病率)は、
人口の10~20%程度です。関東地方のほか、愛知県、三重県、岐阜県など東海地方では、
春の季節性アレルギー性鼻炎の患者が多く見られます。
一方、北海道や沖縄県ではスギ花粉の飛散が少なく、スギ花粉症の患者数が少ないことが
特徴です。それらの地域は避花粉地と呼ばれています。
スギ花粉症患者の70~80%は、ヒノキ花粉にも反応します。アレルギー症状の原因である
アレルゲンの構造がスギ、ヒノキ花粉が似ているためです(共通抗原性)。そのため、
スギ花粉症患者では、ヒノキ花粉飛散時期でも症状が持続することがあります。
環境省花粉情報サイトの中に、環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)という
ページがあります。さらに、日本気象協会、ウェザーニュースの情報も有用です。
その他、地域の保健所、医師会のホームページも花粉対策の情報も参考になります。
季節性アレルギー性鼻炎の治療は、症状が出てからより、スギ花粉が飛散する
2週間前から開始すると効果的です。特に、病状の重い方は早期対策が大切です。
眠くならない鼻炎薬、眠くなりにくい鼻炎薬を上手に活用しましょう。
一般的には、アレルギー症状を抑える抗ヒスタミン薬の服用を勧めます。くしゃみ、
鼻水の症状がひどい方は、漢方薬による治療も有効です。当院は名鉄岐阜駅近く、
内科クリニックです。お気軽にご相談下さい。
阪野クリニック 内科 いびき睡眠障害センター
岐阜県岐阜市清住町1-22
058-213-1199
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