漢方薬は天然の生薬で構成され、西洋医学の薬にない薬効があるので、
最近、病院では漢方薬の活用が増えています。耳鼻科領域の病気、
花粉症・アレルギー性鼻炎にも効果的です。
どの漢方薬が一番花粉症に効果的、おすすめ治療薬は?という質問、
口コミ評判の良い治療薬はどれか? 名医の出す薬は何か?という
問い合わせを受けることがあります。
漢方薬はその人の体質、証を参考にして処方されます。クチコミで
よく効くと言われる漢方薬が、自分に合わないこともあります。
そのため、自分に合った薬を病院の主治医と探していきましょう。
鼻アレルギー診療ガイドラインにも、漢方薬はアレルギー性鼻炎治療薬に
小青竜湯の有効性が報告されていますが、この治療薬は標準的なものです。
有効成分である麻黄が、鼻汁、くしゃみ症状を緩和します。
くしゃみ・鼻水が止まらない場合は、麻黄湯、大青竜湯(越婢加朮湯+麻黄湯)
さらに、小青竜湯と五虎湯を合方して用いることもあります。
これらは体力が充実した方に適しており、即効性を期待することができます。
鼻閉タイプには、辛夷清肺湯、葛根湯加川きゅう辛夷がおすすめです。両者は、
鼻づまり、慢性副鼻腔炎、慢性鼻炎対策のため耳鼻科でよく処方されています。
一方、痩せ型で冷え症の人や平熱が低いという方には麻黄附子細辛湯を
用いることがあります。しかし、麻黄の副作用として、胃もたれ、胃腸症状が
出現する懸念があります。
その場合は、苓甘姜味辛夏仁湯をの適応を検討します。この漢方薬は小青竜湯
から麻黄、桂皮、芍薬が抜かれ、茯苓と杏仁が追加されたものです。
体力がなく、冷え性の体質の方用のおすすめ治療薬です。
漢方は長く飲まないと効かないという印象を持つ方が多いと思いますが、
うまく漢方薬を活用すれば、即効性もあるので早めに症状を緩和することが
できます。最寄の内科、耳鼻科などの病院に相談すると良いでしょう。
当院では症状・体質に応じて漢方薬に加え、病院で使われる抗ヒスタミン薬
および点鼻薬も組み合わせて処方しています。眠くなりにくい鼻炎薬を
ご希望の方、ご相談下さい。
阪野クリニック 内科 いびき睡眠障害センター
岐阜県岐阜市清住町1-22
058-213-1199
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