止まらない鼻水、くしゃみ、目の痒みが出てきたなど、花粉症かなと思ったら、近くのクリニックあるいは病院で検査を考えてみましょう。
内科、耳鼻咽喉科のどちらでも、何が反応しているか、アレルギー症状の原因が何か、血液で調べることができます。
鼻、のど粘膜において花粉によるアレルギー症状が出ると、私たちの体内にある免疫応答のため、血液の中にIgEと呼ばれる抗体が増えます。
花粉症の種類別(例えば、スギ、ヒノキ、カモガヤなど)にIgEの濃度を調べると、反応の度合いが分かります。RAST検査とも呼ばれています。
春シーズンに多いスギ、ヒノキのほか、ダニ、ハウスダストなどが鼻水、くしゃみ、鼻づまりの原因となっていることもあります。
イヌ、ネコなどペットを飼っている方は、それらに対するアレルギーがあるかも分かります。
血液検査では、樹木、草の花粉について原因となっているか調べることができます。
病院では、アレルギーのセット項目になっている場合があります。どのセットが適切か、医師に相談しましょう。
・スギ
春の季節性アレルギー性鼻炎の代表的なものです。山林地域にあるスギの木から、花粉が風に乗って広域に飛散します。
・ヒノキ
スギ花粉の次に流行するものです。スギ花粉症に合併することがあります。
・シラカンバ(カバノキ科)
東北、北海道に多い特徴があります。4月から6月にかけて、花粉が飛散します。
・カモガヤ
イネ科に属する雑草ですが、道路わき、公園、河川敷に生育します。春から夏にかけての時期です。
・ブタクサ
秋の花粉症として有名です。7月から10月にかけて流行します。ブタクサはスギ、ヒノキの次に多い花粉症の原因となっています。
・オオアワガエリ
イネ科の植物で、全国に分布しています。牧草として栽培されていますが、道端、空き地などに、野草としてみられます。
・ヨモギ
キク科の多年草です。繁殖力が強いので、全国に幅広く生育しています。ピーク時期は、8月から10月です。
病院でもらえる検査結果では、花粉ごとに、クラス0から6の7段階に表示されます。
クラスが高いほど、アレルギーを引き起こしている原因物質である可能性が高くなります。該当する花粉への反応も強くなるので、症状も重くなります。
クラス0: 陰性(アレルゲンの疑いなし)
クラス1: 疑陽性(アレルゲンの疑い)
クラス2以上: 陽性
病院やクリニックで血液検査を受けたら、最寄の耳鼻科、内科などに相談しましょう。
毎年、症状が重い方は、早めに抗アレルギー薬による治療を検討します。
早めに対策したい花粉症の予防薬
症状を軽くする初期療法とは?
眠くならない鼻炎薬・治療薬とは?
くしゃみ・鼻水対策ついて教えて下さい
眼科用の目の痒み対策の目薬について
病院・耳鼻科で行う花粉症検査と費用
眠気が生じない花粉症に効く漢方薬
漢方のおすすめ花粉症治療とは?
病院で行う注射について教えて下さい
点鼻薬のクチコミの情報について
耳鼻咽喉科と内科の違い
花粉の飛散時期と状況を知るには?
春の花粉症の特徴、症状と対策について
春に多いスギ花粉症とヒノキ花粉症とは?
夏に多いイネ科のアレルギー症状
秋に多いブタクサのアレルギー性鼻炎
口コミの多い花粉症治療薬について
いびきと鼻づまり、子どものいびきについて
子どもの花粉症の特徴について
アレルギー性鼻炎と風邪の違い
妊婦・授乳中の花粉症治療について
舌下減感作療法とは?
プラセンタ注射の活用は?